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リベラ(Libera)はイギリスの作曲家が創設・主宰し、サウスロンドンを拠点として活動している少年合唱団。正式発足は1998年。 == 概要 == メンバーのほとんどは拠点のあるサウスロンドン在住者で構成されている。メンバーは7歳から18歳までの男子で、正確な人数や詳細は公表されていないが、コンサート中のメンバーによるスピーチで、およそ40人が所属していると話している。ウィーン少年合唱団などとは異なり低音部が存在するため、変声後も継続して活動しているメンバーも多い。また、ボイストレーナーやコンサートスタッフとして活動している元メンバーもいる。 リベラは現在の名に至るまでに2度改名している。リベラの前身は1984年に発足したセント・フィリップス・ボーイズ・クワイア(The St. Philips Boy's Choir)である。1990年にはエンジェル・ヴォイセズ(Angel Voices)に改名。なお、この時代に導入した独特の純白ローブはリベラのシンボルである。 ここまでは聖歌隊として活動してきたが、1998年に聖歌を基本としたユニークなサウンドを作るという方針に転換。それにあわせて名前を現在のリベラへと改名した。リベラとは「自由」という意味を表すラテン語である。 映画『ハンニバル』や『ヴェニスの商人』のメインテーマ曲、ビョーク、エルトン・ジョン、パヴァロッティなど世界のトップアーティストのアルバムにも参加している。 イギリスでは、BBCの番組『』でリベラの歌う映像が度々放送されている。2009年1月25日には、音楽家・タレントのアレッド・ジョーンズが進行を務めリベラのスペシャル番組が放送された。2011年9月25日に行われたソングズ・オブ・プレイズ50周年記念コンサートにもステージクワイアとして参加した。自身もボーイソプラノ歌手であったアレッド・ジョーンズとの関わりは深く、彼のDVD「Aled's Christmas Carols」(2008年12月発売)にも出演している。その他にもBBCの『』や『』にも度々出演している。また、ラジオにも数々ゲスト出演している。クリスマス時季にメディアに登場する回数が増える傾向がある。 アメリカでは、2007年12月7日のケネディ・センター名誉賞授賞式後のショーで、受賞者であったブライアン・ウィルソンの「ラヴ・アンド・マーシー(''Love And Mercy'')」をブライアン本人やブッシュ大統領(当時)の前で歌った。2008年4月20日のニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われたローマ教皇ベネディクト16世によるミサに先立つ「希望のコンサート(Concert of Hope)」では、イギリスからの唯一のゲストとして参加し「Sanctus」を歌唱。2011年7月24日のミネソタ州セントポールで行われたStarkey Hearing Foundationのチャリティー祭では、ビル・クリントン元大統領やマイリー・サイラスと共に出席し「Song of Life」を歌った。 アジアでは日本(2005年・2007年・2009年・2010年・2012年・2015年)、韓国(2005年・2007年・2010年・2013年・2016年)、フィリピン(2009年・2010年・2011年・2013年・2016年)、シンガポール(2012年)、台湾(2013年)、ヨーロッパではオランダ(2007年)、アイルランド(2009年)、ロシア(2015年)、北米ではアメリカ(2008年・2009年・2010年・2011年・2014・2015年)、カナダ(2011年)でもコンサートを行っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リベラ (ソプラノユニット)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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